私にぴったりの首里旅を探して(4)
【私にぴったりの首里旅を探して(4)】
金城町石畳道をお散歩した後は、「ぶくぶく茶」でひと休み。
福が重なる「福々」の意味をもつ、ぶくぶく茶は沖縄伝統のお茶で、縁起の良いものとして、昔はお祝いの席や、旅の安全を願ってよく飲まれていました。
月桃茶やさんぴん茶など、沖縄ならではのお茶の上にホイップクリームのようなふわふわの泡をのせていただきます。泡を上手にたてるコツは、お水の表面を茶筅で上下に動かすこと。少し根気が必要ですが、しばらくすると、ふわふわの泡が出てきます。
このようにふっくら泡が立つのは、首里の地下を流れる湧き水を使用しているからなんです。湧き水は、金城町石畳道でも使われていた「琉球石灰岩」を通ったものでミネラルがとても豊富。石畳道をお散歩した後にいただくと、気分もまたいっそう、ふわふわほっこりしてきます。
さて、ぶくぶく茶で旅の安全を願ったところで、また次の目的地へ足を進めていきます。
私にぴったりの首里旅が、ここからはじまる。